【=ODEN連載企画②】縁もゆかりもなかった静岡が、今では自分にとって最高の居場所に。「静岡で働けて、僕は最高に幸せです」

「=ODEN連載企画」では、静鉄のコワーキングスペース/シェアオフィス
=ODEN(イコールオデン)に入居している方々にお話を聞いていきます。
今回お話をお伺いしたのは、“広域連携アクセラレーター2019”に採択されるなど、
スタートアップとして注目を集めるベンチャー企業・myProduct株式会社。
そんな企業でCTO(最高技術責任者)として中核を担っているエンジニアの成瀬基樹さんが、
2020年より静岡市に移住しました。見知らぬ土地に移り住んだ成瀬さんに、
移住に至った経緯や、実際に住んでみて感じることについて伺いました。

――まず初めに、myProduct株式会社の事業について教えていただけますか。

僕たちは「CRAFTRIP(クラフトリップ)」という、
地域の地場産業に特化した産業観光プラットフォームの運営と、顧客の課題を解決するための
様々なソリューションを「ビジネスデザイン」として展開しています。
その中で僕はフルスタックエンジニアとして、Webアプリの開発を行なったり、
その他システム関連のディレクター業務を担っています。


▲「CRAFTRIP(クラフトリップ)」サイト画面

――myProduct株式会社は、もともとは関東に拠点を構えていたそうですね。
静岡を活動拠点にしたきっかけや理由について聞かせてください。

2020年の3月頃に、“静岡県がICT関連産業立地事業費補助金を始めたので、
応募してみたらどうか”と声をかけていただいたことがきっかけです。
採択されると事務所家賃、通信費、人件費などの補助が受けられると聞いて、応募することに。
採択していただいてから、浜松市と静岡市で迷ったのですが、
会社の他メンバーにとって便利だった静岡市に拠点を構えることになったんです。
実は正直なところ、浜松市には行ったことがあったんですが、静岡市は名前しか知らなくて(笑)
だから静岡市に住むことは賭けみたいなところがあったのですが、住んでみて大正解だと感じました。

――“住んでみて大正解”!静岡市民が嬉しくなる言葉をありがとうございます。
 どんなところが良いと感じられましたか?

まず、人が良いことですね。今入居している=ODENのみなさんはもちろん、
街で出会う方々も、みんなが気さくで穏やかだなと思います。
それから、これは東京に住んでいたからこそ実感することだと思いますが、家賃がとにかく安い。
東京だったらワンルームに住む家賃で、静岡ならばファミリータイプの家に住めちゃいます。
あとこれは個人的に好きなポイントですが、生活に必要なお店も一通り揃っていることですね。
街がコンパクトなので、暮らしやすいなと感じています。

――そう言っていただけて嬉しいです。特にお気に入りの場所はありますか?

やっぱり、=ODENですかね。特にこのソファがお気に入りで、
最近はほぼ、僕の特等席みたいになっています。
ここで仕事をしていると、「IT系の人っぽい!」なんて、よく言われます(笑)
僕の仕事はエンジニアなので、自宅の方が作業環境が整っていて、
わざわざここに来る必要はないんです。
それでも、足を運びたくなる魅力が=ODENにはあるな、って感じますね。
僕は本当に、この場所で働けて幸せです。

――楽しく働いていらっしゃること、取材させていただいて肌で感じました。
今後会社として、そして成瀬さん個人としての目標は何かありますか?

まずは展開している「CRAFTRIP」で、成功したと言えるエリアをつくりたいですね。
今はコロナの関係でサービス拡大がなかなか難しい状況ではありますが、
良いサービスだと認めてもらえるように頑張りたいです。
それから個人では、せっかく移り住んだ静岡でエンジニアの役に立てるよう、
技術者向けのイベントを開催したいですね。今現在エンジニアの仕事をしている方はもちろん、
これから志す方にとっても有意義なイベントにできたらと思っています。

成瀬さんのお話を伺い、知らない土地から来たからこそ気づける
静岡の魅力をたくさん知ることができました。県外の方にとっても魅力的な街となり、
そしてその良さをもっともっと多くの方に知っていただけたら良いですね。

「myProduct株式会社」の取り組みや事業内容については、公式ページをご覧ください。
Webサイト(https://myproduct.co.jp